浮遊している幼生「第1期ゾエア」。よく見ると触角などが確認できる

浮遊している幼生「第1期ゾエア」。よく見ると触角などが確認できる

福井県 鯖江・武生・越前海岸 特産

カニの赤ちゃんふわふわと 越前町でズワイのふ化ピーク

福井新聞(2022年3月1日)

 福井県越前町厨の越前がにミュージアムで、ズワイガニのふ化が進んでいる。体長約3ミリの白く透き通った"赤ちゃん"が水槽の中で雪のように浮遊し、来館者を楽しませている。ふ化は3月末まで続くという。

 同ミュージアムによると、ふ化は昨年末から始まり、現在がピーク。ふ化して約1時間後に脱皮した幼生「第1期ゾエア」が、ふわふわと漂っている。よく見ると4本の触角と足、腹節が観察できる。これから3度脱皮を繰り返し、3カ月ほどで稚ガニとなる。

 水槽の底を這う約150匹の雌ガニと4匹の雄ガニに対し、幼生は水面近くに集まってプランクトンを食べている。

 雌ガニは1年に一度、1匹当たり約10万個の卵を産み、7万個ほどがふ化するという。

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