金沢港に陸揚げされた北陸新幹線の新車両2両が2日未明、約1時間半かけて白山総合車両所(白山市)に運ばれた。国道8号高架橋下の西念交差点にはカメラを手にした鉄道ファンらが集まり、トレーラーにけん引された全長25メートルの車両が、高架をかすめて通過する様子を写真に収めた。
車両2両は午前1時半ごろに金沢港を出発し、同3時ごろに車両所に到着した。JR西日本が1日に金沢港で陸揚げした6両(W7系)の一部で、2024年春の金沢-敦賀開業に向け投入する11編成の最初の1編成に充てる。
4日に陸揚げされる予定の6両と合わせ、今月上旬には1編成を構成する12両がそろう。
車両所で連結作業や試験走行が行われ、5月のゴールデンウイークごろから営業運転に利用する予定だ。
JR西は今回の車両を含め、敦賀開業までに22編成とする。