「イカの駅つくモール」に設置されているイカキング=能登町越坂

「イカの駅つくモール」に設置されているイカキング=能登町越坂

石川県 輪島・珠洲・能登金剛 アウトドア・レジャー

小木中心部の案内冊子作成 中学生目線で地元PR 能登町「イカの駅」で配布

北國新聞(2022年3月4日)

 能登町の「イカの駅つくモール」を訪れた人に、近くの小木地区中心部へ足を延ばしてもらうため、地元の小木中2年生12人が3日までに、地元の魅力を紹介する取り組みを始めた。鮮魚店や飲食店など10店舗の特徴や名物をまとめた冊子を作って「イカの駅」で配布し、イカ漁が盛んな港町に活気を呼び込む。

 生徒が作った冊子は「小木散歩」と名付けられた。A5判8ページで、500部を用意した。2年生が四つの班に分かれ、店との交渉や取材、写真撮影、タブレット端末を使った原稿執筆、レイアウト作業を担当した。

 体験観光を探る「体験する」班の生徒は、九十九(つくも)湾の遊覧船と釣具店、「食べる」の班はイタリア料理店とパン店、和食店を、「買う」の班は海産物の加工、販売店と能登海洋深層水施設「あくあす能登」、「鮮魚店」の班は老舗2軒の特色を掲載した。

 生徒は巨大モニュメント「イカキング」を擁する「イカの駅」の訪問客の多くが小木のまちなかを素通りしていると感じ、冊子作成を始めた。イカの駅などで配る。

 2年生の和田敦樹さんは「イカの駅だけでない港町の姿を知ってほしい」と期待し、沖野勇大さんは「進学で一度小木を離れたとしても、帰郷したい気持ちが強くなった」と話した。

えきねっと びゅう国内ツアー

輪島・珠洲・能登金剛 ニュース

輪島・珠洲・能登金剛
イベント

輪島・珠洲・能登金剛
スポット