右近家に100年以上伝わるひな人形=福井県南越前町河野の北前船主の館・右近家

右近家に100年以上伝わるひな人形=福井県南越前町河野の北前船主の館・右近家

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気品高い伝統おひなさま 南越前・北前船主の館で展示

福井新聞(2022年3月4日)

 北前船主として栄えた福井県南越前町河野地区の右近家に100年以上伝わるひな人形が、同町河野の北前船主の館・右近家に飾られている。大正時代に作られた気品高いひな人形が、訪れた人を楽しませている。3月22日まで。

 右近家11代目当主、右近義太郎夫婦の長女が1917年に生まれた際に、母親側の実家から贈られたもの。毎年春に期間限定で展示している。

 お内裏様やおひなさまのほか、当時位の高い人が飼ったという犬「チン」の人形が飾られている。母親の実家は石川にあることから、輪島塗の器も並ぶ。保存状態が良く年月を感じさせない鮮やかさがある。

 右近家の担当者は「『100年もの』のひな人形は珍しい。気品高い顔つきにも注目して見てほしい」と話していた。

 午前9時~午後4時。水曜休館。入館料は高校生以上500円、小中学生300円。

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