パンメゾンDepaの「からすのパン」

パンメゾンDepaの「からすのパン」

福井県 鯖江・武生・越前海岸 グルメ スイーツ

絵本の世界、パン・菓子を味わい周遊いかが 越前市でシールラリー

福井新聞(2022年3月8日)

絵本の世界のパン・菓子を味わい周遊 ちひろのババロア、 福井県越前市出身で日本を代表する絵本作家の加古里子さん、絵本画家のいわさきちひろにちなみ、市観光協会が市内のパン店や菓子店と連携したシールラリーを展開している。ちひろが愛したイチゴのババロア、加古さんの絵本に登場するパンや菓子を計11店舗が販売。店舗と合わせて両作家にまつわる文化施設を巡ってもらう企画で、市観光協会は「絵本を切り口に市内の周遊を楽しんでほしい」としている。

 イチゴのババロアは、ちひろが約60年前に息子と好んで食べていた東京の洋食店のレシピを基に、3店舗がオリジナル商品を販売。「洋菓子JUN」のババロアは、ちひろの代表作にある赤い毛糸帽のイメージを重ねたイチゴが添えられている。

 加古さんのパンは、人気作「からすのパンやさん」(1973年)に登場するパンやキャラクターを3店舗が再現した。「パンメゾンDepa」による主人公のカラスをモチーフにしたパンは、帽子をクッキー、くちばしをメロンパンで仕上げ、中にチョコクリームが詰まっている。「からすのおかしやさん」(2013年)の関連でも、5店舗がクッキーやようかん、ケーキなどを用意した。

 店舗で対象商品を購入するとシールがもらえる。2店舗分を用紙に貼り、最後に「ちひろの生まれた家」記念館、かこさとしふるさと絵本館のいずれかを訪れて応募する。先着でしおりやポストカードを贈呈。抽選で2人のグッズ詰め合わせが当たる。期間は3月21日まで。

 絵本の文化を発信するとともに市内の観光消費を増やすのが狙いで、市観光協会は「北陸新幹線県内開業を見据えた周遊ツールの一つとして育てていきたい」としている。問い合わせは同協会=電話0778(23)8900。加古さんのパン

えきねっと びゅう国内ツアー

鯖江・武生・越前海岸 ニュース