3月8日の「サバの日」に合わせて始まったキャンペーンのオープニングセレモニー=3月8日、福井県美浜町坂尻の千鳥苑

3月8日の「サバの日」に合わせて始まったキャンペーンのオープニングセレモニー=3月8日、福井県美浜町坂尻の千鳥苑

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「サバの日」から3月18日まで鯖スタンプラリー 美浜町、へしこ満喫を

福井新聞(2022年3月9日)

 3月8日の「サバの日」に合わせ、福井県美浜町の美浜へしこ組合が町内飲食店や民宿などで期間限定の「美浜のへしこ&サバを食べようキャンペーン」を始めた。民宿2軒がサバグッズで飾り付けた「サバルーム」を用意するほか、ドライブイン「千鳥苑」(坂尻)では、さば缶や地ビールが楽しめる空間を提供する。飲食店などを対象としたスタンプラリーも行い、地域経済の盛り上げを狙う。3月18日まで。

 へしこは若狭伝統の保存食。同町ではサバを塩漬けした後、調味料を加え本漬けする製法が主流で、マイルドな味が特徴という。長年親しまれてきたことから町は2005年に「へしこの町」として商標登録。20年には「みはまのへしこ」として地域団体商標の登録を受けた。

 サバの日にちなんだイベントが開かれていなかったため、キャンペーンを企画した。へしこを製造する事業者でつくる同組合が主催し、県観光連盟の補助金を活用して実施。オリジナルデザインのタペストリーも用意した。

 期間中はさまざまなイベントを実施する。民宿「入船」(日向)はタペストリーやサバのぬいぐるみなどに囲まれ、夕食にへしこを楽しめるサバルームを用意。「たなべ旅館」(菅浜)はサバルームのほか、サバの丸焼きなどが付いた完全予約制の「38(サバ)ランチ」を海の見えるテラスで提供する。

 千鳥苑は38種類のさば缶やへしこアヒージョとビールを気軽に楽しめる「Bar ROUTE38」を開設。へしこのセットを割引販売する。

 スタンプラリーの対象施設は町内の飲食店など14店舗。2カ所でへしこやサバ料理を食べスタンプをもらい、受け取り店舗へ行くとへしこの切り身がもらえる。店ごとに異なるへしこの食べ比べを楽しんでもらう。

 千鳥苑で行われたオープニングは「いいサバ」の語呂合わせで午前11時38分に開始した。同組合長の橋本富夫さんは「ぜひいろんなメーカーのへしこを召し上がってもらいたい」と呼び掛けた。

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