●白山市議会代表質問
白山市議会2月会議は8日、本会議を再開し、山田憲昭市長は松任-加賀笠間駅間で2024年春に開業予定の新駅について、駅名を「西松任」に絞り込んだと説明した。その上で、新駅へコミュニティーバスを乗り入れるほか、車から電車に乗り換えて通勤するパークアンドライド(P&R)の導入を検討するとし、公共交通の結節点として整備して利用者を確保する方針を示した。
吉本史宏氏(一創会)の代表質問に答えた。
市は昨年10~11月、新駅の名称案を全国公募し、947人から応募があった。地元の新駅建設促進協議会、市俳句協会、高校生らが協議し、松任駅との位置関係が分かりやすく、リズム感がよくて発音しやすい「西松任」を選んだ。
出入り口は、小松方面行きホーム側を白山口、金沢方面行きホーム側を日本海口とした。いずれも市が今後、JR西日本とIRいしかわ鉄道に伝え、正式に採用される流れとなる。
山田市長はコミュニティーバス「めぐーる」について、西松任駅周辺を通る路線は駅に立ち寄るようルートを変更する考えを示し、北陸鉄道グループに対しても路線バスの接続を働きかけるとした。
駐車場について、送迎用とは別にP&R利用者が使うスペースを確保する。松任、加賀笠間両駅と同様にP&R利用者は有料とする方向で検討する。屋根付きの駐輪場も設ける。