飯山市瑞穂の小菅地区を拠点に活動する一般社団法人「未来社会推進機構」は12日、ブロック状の雪の塊をドーム状に積み上げた住まい「イグルー」を造る催しを市内で開いた。市内外から参加した5人が童心に帰って雪遊びのように楽しんだ。
イグルーはカナダ北部の先住民の住まい。催しは、雪深い地域の魅力を再認識してほしいと企画した。参加者はスコップやのこぎりで雪を厚さ約15センチの長方形に整え、ドーム状に積んだ。高さ1メートルほどになると内部を削り、大人が座れる空間に仕上げた。
参加した須坂市の西脇隆さん(66)は、雪遊びをする子どもを見ることが最近は少ないと感じているといい、「自然と触れ合う機会はやっぱり大切。大人からも楽しみを伝えられたら」と話した。