●4月28日~5月5日、ロマン派名曲披露
4月28日~5月5日に開催される「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2022」(北國新聞社特別協力)のプログラムが14日、金沢市の石川県立音楽堂で発表された。ロシアのウクライナ侵攻は出演者にも影響し、当初予定していた欧州のアーティストは、航空便の確保が見通せず来日を断念。新型コロナウイルスに伴う入国規制も重なったため、内容は国内演奏家を中心に固めた。
音楽祭は「ロマンのしらべ~金沢が浪漫に染まる~」をテーマに、県立音楽堂など北陸三県で計約160公演を行う。
出演を予定していたドイツのブレーメン・フィルハーモニー管弦楽団と、ウィーンチェロ・アンサンブル5+1は、コロナの入国規制やロシアによるウクライナ侵攻で来月の航空便の確保が見通せず、出演を断念した。代わりにセントラル愛知交響楽団が出演し、5月5日にはオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)桂冠(けいかん)指揮者の井上道義さんがタクトを振り、京都市交響楽団が演奏を披露する。
4月28日には北國新聞赤羽ホールで前夜祭としてオペラ「滝の白糸」ハイライトを上演。期間中は東京交響楽団やOEK、地元演奏家、声楽家がロマン派の名曲を届ける。
14日は実行委が会見し、委員で金沢文化スポーツコミッションの平八郎代表が「音楽は人の心を和やかにする。平和な世の中になってほしい」とあいさつした。
●15日からチケット発売
15日からウェブ限定で先行発売される。一般販売は18日から県立音楽堂窓口などで受け付ける。