ホームに降りる北陸新幹線の利用客=12日、JR金沢駅

ホームに降りる北陸新幹線の利用客=12日、JR金沢駅

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北陸新幹線7年目利用者363万人 前年比は回復、29%増 コロナ前から58%減

北國新聞(2022年3月17日)

 JR西日本金沢支社は16日、北陸新幹線開業7年目(2021年3月14日~22年3月13日)の利用者数が前年同期比29%増の363万3千人だったと発表した。利用者数が過去最少だった6年目(281万3千人)から回復傾向にあるものの、コロナ前の4年目(869万4千人)と比較すると、58%減にとどまった。金沢支社は「感染が長引き、当面は不透明な状況が続きそうだ」(担当者)との見通しを示した。

 同支社によると、1年間を通じて旅行自粛ムードが広がった前年に比べると、7年目は感染が落ち着いた時期に合わせて旅行に出掛ける人が多かったという。

 年間を通じて利用者が最も少なかったのは、全国でコロナの第4波が広がった昨年5月の18万6千人。第5波の7~9月は20万人台で推移し、ワクチン接種が進み感染の落ち着いた10月から徐々に持ち直した。

 昨年12月に年間最多の52万1千人を記録したが、その後はオミクロン株が急拡大し、1月が35万2千人、2月が22万7千人と減少傾向となっている。

 JR西は上越妙高―糸魚川間で北陸新幹線の利用者数を算出している。北陸新幹線の1年目の利用者数は最多の925万8千人だった。2年目は858万4千人、3年目は856万9千人、4年目は869万4千人で推移し、新型コロナの感染が拡大した5年目は803万4千人に減少した。

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