志賀町富来牛下(うしおろし)の景勝地「巌門(がんもん)」で17日、今季の遊覧船の運航が始まり、観光客らが海上から奇岩の自然美を満喫した。
遊覧船は巌門洞窟や鷹の巣岩などを回り、旧福浦(ふくら)灯台の眺望も楽しめる。団体客向けには北前船交易で栄えた福浦港を発着するコースもある。当面は2隻で、大型連休ごろから3隻に増やす。
所要時間は約20分で、料金は大人1200円、子ども600円。運航状況は能登金剛遊覧船(同町)のホームページで確認できる。11月下旬までの運航を予定し、船長の素都拓午(そつたくま)さん(56)は「新型コロナ対策を万全にして、巌門の魅力を伝えたい」と話した。