蒔絵の技法を使った納骨堂の棚板を鑑賞する観光客ら

蒔絵の技法を使った納骨堂の棚板を鑑賞する観光客ら

長野県 木曽路 特産

塩尻の「道の駅木曽ならかわ」、リニューアル祝う蒔絵 21日まで記念イベント

信濃毎日新聞(2022年3月21日)

 塩尻市の「道の駅木曽ならかわ」がリニューアルオープンし、21日まで記念イベントを開いている。20日は、地元の漆職人が手掛けた、金属粉を使う漆の装飾技法「蒔絵(まきえ)」や「沈金」を用いた作品の一般公開や、漆の絵付け体験、地酒の試飲会などがあり、家族連れらでにぎわった。
 公開した作品は、施設を運営する塩尻・木曽地域地場産業振興センターが、伊那市の常円寺から受注した納骨堂の棚板4点で、1点の大きさは縦1・8メートル余、横10メートル余。2、3年がかりで作り、南アルプスの風景や四季の花々、極楽浄土を表現した。
 鑑賞した東京都の映像作家金翠虎(きんすうほ)さん(32)は、作品を手掛けた職人が作った食器を使っているといい、「ものづくりにかけた時間と作品の大きさのスケールは比べものにならない」と驚いていた。
 リニューアルでは、木曽漆器の販売コーナーに工房ごとの棚を設け、職人を紹介するカードも設置。客を工房に案内するサービスも始めた。

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