3連休2日目の20日、石川県内は好天に恵まれ、前日に続いて観光地は大勢の人であふれた。兼六園の入園者は1万人を超え、徽軫(ことじ)灯籠の周りには写真撮影の順番待ちの列ができた。金沢市中心部でも行列ができる飲食店があり、人出は感染拡大前以上に。21日までとなる新型コロナまん延防止等重点措置の解除を前に活気づいた。
●兼六園に1万人
県金沢城・兼六園管理事務所によると、20日に兼六園を訪れたのは1万681人で、3月の土日で最多だった12日(5548人)の約2倍に上った。東京から友人3人と来た会社員南出修吾さん(27)は「ワクチンを3回打ったし、せっかくの3連休。思う存分、金沢の海の幸を楽しみたい」と話した。
NTTドコモによると、20日午後3時時点の香林坊の人出は感染拡大前比で4・8%増となり、コロナ前を上回った。金沢駅は12・5%減だった。
●21日は曇りや晴れ
金沢地方気象台によると、3連休最終日の21日の県内は曇りや晴れで、日中の最高気温は金沢11度、輪島9度を予想している。