約９千個の巻きかまぼこなどを巨大なタイに見えるように並べ、大きさでギネス世界記録に挑戦する催しが４月１０日、魚津市で開かれる。市内のかまぼこメーカー４社の商品を使い、魚津の食文化を発信する。かまぼこを並べる参加者を募集している。

　魚津総合公園の活性化に取り組む市のパートナーシップ企業「ＮＡＰｓ（ナップス）」が、市制７０周年事業の一環で市の委託を受けて企画した。市内では尾崎商会、河内屋、まるなか、中村蒲鉾（かまぼこ）がかまぼこを作っており、人口比では多いことに着目した。

　記録名は「最大のかまぼこモザイク（イメージ）」。当日は４社から買い取ったかまぼこを用意する。参加者に約５０平方メートルのスペースに並べてもらい、細工かまぼこの定番である紅白のタイを仕上げる。

　使ったかまぼこは参加者に持ち帰ってもらうほか、４月中旬に市内小中学校などの給食で提供する。

　尾崎商会の尾崎誠社長（５７）は「高タンパク・低脂肪で体に良い食品だと改めて知ってもらいたい」と期待を寄せ、ＮＡＰｓメンバーの大島康寛さん（３７）は「魚津ではかまぼこ作りが盛んなことを市民が誇りに思う機会になればいい」と話した。

　イベントは午前１０～１２時。晴天の場合はミラージュランド、雨天時はありそドームで実施する。参加は無料で市在住の有無を問わず、魚津総合公園ホームページで受け付ける。問い合わせはＮＡＰｓ、電話０８０（７２９０）６２４７。