福井ゆかりの作家が描いた地震にまつわる作品を紹介する展示会=3月20日、福井県福井市の県ふるさと文学館

福井ゆかりの作家が描いた地震にまつわる作品を紹介する展示会=3月20日、福井県福井市の県ふるさと文学館

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福井ゆかり作家が地震描く 県ふるさと文学館で作品展

福井新聞(2022年3月23日)

 福井ゆかりの作家が描いた地震にまつわる作品を紹介する展示会が4月10日まで、福井県福井市の県ふるさと文学館で開かれている。

 全国文学館協議会の共同展示企画「3.11 文学館からのメッセージ」の一環。中野重治ら故人のほか、津村節子さん、俵万智さん、宮下奈都さんら10人の作品を紹介している。

 福井空襲と福井地震で家を2度失った芥川賞作家・多田裕計の自伝的小説「荒野の雲雀」や福井地震の記憶をたどる場面がある直木賞作家・有明夏夫の青春小説「俺たちの行進曲」、東日本大震災後に出版された津村さんの手記「三陸の海」の書籍、文章を写したパネルを展示している。

 同館は「文学の視点から防災意識を促し、先人の記憶を風化させずに語り継いでいく展示。作品に描かれた感情や作者の思いを知ってほしい」としている。

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