農産物直売加工施設を改修してオープンした農家レストラン「四季菜」=3月30日、福井県南越前町脇本

農産物直売加工施設を改修してオープンした農家レストラン「四季菜」=3月30日、福井県南越前町脇本

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南越前町の食、魅力発信 農家レストラン「四季菜」開店

福井新聞(2022年3月31日)

 福井県南越前町が同町脇本の農産物直売加工施設を改修した農家レストラン「四季菜(しきさい)」が3月30日、オープンした。南条地区の農産物を使った郷土食を中心とするメニューを提供。地域の食の魅力を発信するとともに、住民が集う憩いの場を担う。

 町は2004年度に開設した農産物直売加工施設「四季菜」の直売機能を、昨年オープンの道の駅「南えちぜん山海里」に移転。従来ある調理場を生かし、売り場だった空間を飲食スペースに改修した。総事業費は3661万円で、県の新福井ふるさと茶屋支援事業を活用した。

 地元女性グループの企業組合「そまの恋姫サラダ会」が指定管理者として運営する。メニューは、地元の野菜をふんだんに使ったみそ汁や煮物の定食、麺類、丼ものなど。座卓とカウンターの計45席を設けた。総菜や加工品を販売し、高齢者向けの配食サービスにも取り組む。

 この日のオープン式で岩倉光弘町長は「地域の農産物を使ったメニューで地産地消を推進し、収益が生産者の意欲につながる好循環をつくりたい」とあいさつ。杉本達治知事らとともにテープカットで完成を祝った。

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