川北町産大麦を使った「麦汁ソフト」=川北町壱ツ屋の産直物産館

川北町産大麦を使った「麦汁ソフト」=川北町壱ツ屋の産直物産館

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麦汁ソフトを新名物に 川北(石川県)産大麦使い開発 1日発売

北國新聞(2022年4月1日)

  ●農業法人わくわくファーム、消費拡大へ

 川北町の農業法人わくわく手づくりファーム川北は31日までに、地元産の大麦を使った「麦汁ソフト」を完成させた。麦の香ばしさを引き出した甘さ控えめの褐色のソフトクリームで、1日から町内で運営する産直物産館で発売し、町産大麦の消費拡大を後押しする。川北産イチジクなど季節に応じた期間限定ソフトも今後開発し、新たな名物として発信する。

  ●褐色、香ばしい味わい

 わくわく手づくりファーム川北は、産直物産館がオープンした2000年から川北産の大麦を使った地ビールの販売をはじめ、地元農産物を用いた漬物など新商品の開発に取り組んでいる。

 新型コロナ下で地元産品の消費拡大を図り地域の復調につなげようと、県の補助金を活用し、地ビール原料となる麦汁を活用した商品づくりに今年1月から着手した。物産館に隣接する町ふれあい健康センター(川北温泉)やサンアリーナ川北の利用者からは、入浴や運動の後に冷たいものを食べたいとの声が寄せられており、誘客に結び付けるためソフトクリームの商品化を決めた。

 地元産の六条大麦を原料に使い、香ばしさを引き出すため生乳と麦汁の配合を変えるなど試作を重ね、麦汁ソフト(税込み400円)とミックス(同380円)の2種類を仕上げた。麦の風味を生かした香ばしい味わいと滑らかな食感が楽しめる。

 今後は季節の旬の農産物を使ったソフトクリームの商品化も進め、地場産食材の知名度向上にも役立てる。産直物産館の橋本浩司店長は「川北らしい商品に仕上がった。観光客を呼び込み、新たな名物として定着させたい」と話した。

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