「百万石まちなかめぐり　さくら２０２２」（同実行委主催、北國新聞社後援）は２日、金沢市のしいのき緑地などを会場に２日間の日程で開幕した。うららかな日差しの下、飲食や工芸、雑貨の物販や小物作りのワークショップ、音楽ステージなど多彩な催しが繰り広げられ、来場者の笑顔が咲いた。

　しいのき緑地、本多の森公園では計１００以上のブースが出店した。石川県内の老舗商店やカフェ、農家らが人気商品や菓子、特産野菜を使った軽食などを用意した。地元作家による工芸品やハンドメイド雑貨のコーナーもにぎわった。しいのきプラザでは４料理店が花見弁当を数量限定で販売した。いしかわ四高記念公園では桜餅や花見団子など飲食ブースが並んだ。

　３日は午前１０時～午後５時に開かれる。しいのき緑地の特設ステージでは、山中温泉芸妓組合と金沢で活動するバンドが出演する。ガイドと兼六園などを巡る「さくらウオーク」は、出発場所の本多の森公園で午前９時半から受け付ける。まちなかめぐりの一環として、３０日まで市中心部の店舗などでスタンプを集める「さくらラリー」と、イベント会場周辺の文化施設を巡るクイズラリーが行われる。