転車台跡(奥)の案内看板を設置した古軸代表(右)らメンバー

転車台跡(奥)の案内看板を設置した古軸代表(右)らメンバー

富山県 砺波・南砺・五箇山 鉄道

転車台跡 観光の目玉に 城端駅で有志が案内看板設置

北日本新聞(2022年4月5日)

 住民有志でつくる城端駅魅力推進団体(古軸裕一代表)は3日、南砺市のJR城端駅で、蒸気機関車の方向を変えるために使われ、県内で唯一残る転車台(ターンテーブル)跡に、案内看板と標識を設置した。

 案内看板はアルミ製で縦83センチ、横82センチ。転車台が1900年初頭から69年まで使われていた歴史や昔の写真を紹介している。標識は木製で縦、横10センチ、高さ1メートル。北側駐車場から転車台までの徒歩ルートを案内する。転車台をPRしようと、城端・氷見線活性化推進協議会の助成金10万円を活用して設置した。

 同団体は2020年、転車台を復元しようと活動を始め、石垣を磨いたり、キバナコスモスを植えて花壇にしたりするなど観光資源化を進めている。

 古軸代表は「転車台を多くの人に知ってもらい、観光の目玉として周辺も整備したい」と話した。

えきねっと びゅう国内ツアー

砺波・南砺・五箇山 ニュース