詩人で書家の相田みつをの日めくり「こころの暦」展が、新潟県見附市のギャラリーみつけで開かれている。原書や下書きの試作の約70点が並び、心に寄り添う言葉の数々が入場者を魅了している。
こころの暦は1967年の作品。相田と交流があった群馬県桐生市の樹徳高校が、原書や下書きの試作を所蔵している。ギャラリーみつけの学芸員が同校卒業生だった縁で、作品展が実現した。
会場には「二度とない人生だもの」「青春みじかきゆえにうつくしく」など、簡潔で分かりやすい言葉を独特の書風で表現した作品を展示している。入場者は、心に響いた言葉の前で足を止めていた。
見附市の会社員女性(21)は「日常で感じることを、短い言葉で的確に伝えている。前向きな気持ちになれる」と話した。
24日まで。無料。月曜休館。