総会であいさつする岩坂総々代(壇上左)ら役員

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「かっちゃ」観客の前で 伏木曳山祭実行委

北日本新聞(2022年4月7日)

 5月に行われる高岡市の無形民俗文化財「伏木曳山(ひきやま)祭」の実行委員会総会が6日、同市の伏木コミュニティセンターで開かれ、山車(やま)を激しくぶつけ合う「かっちゃ」を有観客で行う方針で準備を進めることを決めた。16年間会長を務めた塩谷雄一高岡商工会議所会頭が退き、後任に針山健史県議が就くことも承認した。塩谷会頭は顧問に就く。

 かっちゃは祭りの目玉行事で、毎年数千人の観光客が詰め掛ける。新型コロナウイルスの影響で一昨年は全ての催しを中止。昨年はかっちゃを取りやめるなど、規模を縮小して行った。

 今年はかっちゃを間近で見られる桟敷席を1、2部につきそれぞれ従来の400席から75席に減らす。かっちゃ会場内の他の一般客の入場については協議している。

 総会で総々代の岩坂裕司さんは、担い手の負担軽減などのため、土曜を含めた5月20、21日の2日間に祭りの日程を変更したことなどに触れ、「伝統文化を継承するための大変革。歴史的一歩を踏み出したい」とあいさつした。

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