富山市で桜(ソメイヨシノ)が満開になって初めて迎える週末を前に、市内の松川べりは8日夜、桜の眺めを楽しむ人でにぎわった。新型コロナ禍の中で迎えた3年目の春。県独自の警戒レベルは1日から最も低い「ステージ1」になっており、シートを広げる家族連れや仕事帰りの会社員もいた。
ライトに照らされた桜の下を、多くの人が行き交った。水面に浮かび上がった桜並木をスマートフォンで撮影する人や、ベンチで屋台で買った食べ物を味わう人も。親子4人で訪れた同市の小学2年、大橋芽依さん(7)は「コロナでずっと花見に行けなかったからうれしい。イチゴあめを食べたい」と笑顔を見せた。