新潟県加茂市の加茂山公園で、名物の雪椿が見頃を迎えている。厳しい冬を耐え忍び、春の訪れとともに赤や白、ピンクのかれんな花が咲き誇り、訪れた人が見入っていた。
同公園は約5万本の雪椿が咲く全国有数の群生地。園内の「雪椿園」には鑑賞用に約100種類、1300本ほどの雪椿が植えられている。
市商工観光課によると今年は少し開花が遅めだが、4月中旬が開花のピークになり、同月下旬まで楽しめるという。
7日に公園を訪れた五泉市の男性(68)は「陽気に誘われてきた。美しい雪椿に心が癒やされ、園内の散策が楽しめた」と話していた。
5月8日まで第56回雪椿まつりも開かれている。公園周辺の商店街などを舞台にした「スマホでGoGo!スタンプラリー」、商店街の22店舗で雪椿や鯉のぼりをモチーフにしたメニューが登場する「雪椿ばかうんめぇフェア」を開催。新町雁木通り商店街周辺、加茂川の鯉のぼり、加茂山の3部門で写真を募集する「Webフォトコンテスト」(5月15日応募締め切り)も行う。
同課は「これからは園内で雪椿と桜を両方見られるので、イベントと合わせてぜひ楽しんでほしい」としている。
問い合わせは雪椿まつり実行委員会、0256(52)0080。