新型コロナの影響で３年ぶりの開催となった能登地区の書道家、華道家、茶道家による合同展「第２３回書花茶　春の北國特選会」（北國新聞社、北國新聞文化センター主催）は１５日、七尾市の矢田郷地区コミュニティセンターで開幕した。コロナ収束や平和への祈りを込めた書と花の作品が寄せられ、能登最大の合同展に訪れた来場者は希望あふれる未来に思いをはせた。

　書の部には七尾美術作家協会の書道家２５人、花の部には８流派７１人が出品し、折り鶴をあしらった花の大作や味わい深い墨跡の書が並んだ。北國新聞文化センターの受講生による絵画や手芸作品も来場者を楽しませた。

　会期は１７日までで、１６日に皇風煎茶禮式（こうふうせんちゃれいしき）藤本香喜社中、１７日に茶道表千家三室宗恵社中が茶席を設ける。展示は午前１０時～午後６時、１７日は午後４時半まで。入場券は６００円、茶席券５００円となる。県、県教委、七尾市、市教委、七尾美術作家協会、県いけ花文化協会、県茶道協会、テレビ金沢、北陸放送、ラジオななおが後援する。