入善町の春の一大イベント「にゅうぜんフラワーロード２０２２」のウェルカムイベントが１６日、中央公園西側の会場で始まった。訪れた人たちは色とりどりのチューリップや菜の花を眺め、カキなど地元の食を味わい、思い思いに楽しんだ。１７日まで。

　フラワーロードは町や花卉（かき）球根組合などでつくる実行委員会（杉澤忠司委員長）が毎年開催し、２６回目。今月下旬までの間、９・３ヘクタールのほ場に約１００品種３００万本の花が咲きそろう。今年は例年より１週間ほど開花が遅れており、ようやく見頃を迎えつつある。ピンクや黄色の花が畑一面に広がり、来場者は、畑の周囲を歩いて写真撮影していた。

　今年初めて電気バスによるほ場巡りも行われた。はしご消防車での空中観覧もあり、親子連れが上空１５メートルから畑を見下ろして歓声を上げた。小皿の絵付け体験のほか、ご当地グルメや鉢植えの販売コーナーなど多彩な催しで会場がにぎわった。

　オープニングセレモニーでは、杉澤実行委員長があいさつ。笹島春人町長と野島浩町議会議長が祝辞を述べ、関係者を交えてテープカットした。