万葉集に登場する植物を取り上げた企画展

万葉集に登場する植物を取り上げた企画展

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万葉集の植物紹介 高岡市万葉歴史館 実物や写真展示

北日本新聞(2022年4月21日)

 高岡市万葉歴史館の春の特別企画展「うるわしき万葉植物の世界」が同館で始まり、万葉集に登場する植物を写真や解説で紹介している。6月27日まで。

 万葉集で植物が詠まれた歌約30首を取り上げ、坂本信幸館長ら研究者3人による解説や、猪名川万葉植物園(兵庫)のオーナー、木田隆夫さんが撮影した写真をパネル展示した。

 カタカゴ(カタクリ)やヤマブキ、ナデシコといった四季折々の花、マツタケや栗などを紹介した。草木染に使われた紫草の根や、他の木に寄生する珍しい保与(ヤドリギ)の実物も並べた。作家の故阿川弘之さんが戦時中に友人から受け取ったカタカゴの絵はがきも初展示している。

 担当者は「万葉植物の文化的な広がりを感じてもらいたい」と話した。

 関連講座として5月20日午後2時から同館で坂本館長の講座「古語と万葉植物歌」がある。問い合わせは同館、電話0766(44)5511。

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