福井県越前市味真野地区に築かれた城の4連式の御城印

福井県越前市味真野地区に築かれた城の4連式の御城印

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室町~戦国時代の4城で1組の「御城印」 越前市味真野地区で販売へ

福井新聞(2022年4月21日)

 福井県越前市味真野地区に室町時代から戦国時代にかけて築かれた城4カ所の「御城印」が完成した。各城の御城印を4連式で1枚にまとめた全国でもユニークな仕様となっている。市万葉菊花園内のカフェ「ハグポポ」で4月27日から販売する。

 歴史ロマンが息づく同地区に訪れてもらうきっかけをつくろうと、味真野観光協会と、県内の市町や観光協会などでつくる「ふくい城巡りプロジェクト実行委員会」が発行を企画した。

 4城は、足利一門・斯波氏の子孫が鞍谷姓を名乗って住んだ「鞍谷御所」、越前国守護の斯波義敏が築いた「武衛山城」、大太刀を振るい戦国一の豪傑と称される真柄十郎左衛門の「真柄館」、織田信長の家臣の佐々成政が築き県史跡に指定されている「小丸城」。

 鞍谷御所は味真野神社に土塁などが見られるほか、城の遺構が残る武衛山はハイキングコースとして人気。真柄十郎左衛門に関しては菩提寺(ぼだいじ)の興徳寺や墓があり、それぞれ名残を今にとどめている。

 御城印は、城名や家紋などが入ったA6サイズの四つを屏風(びょうぶ)状に連ねた。裏面には地図やいわれを記載。たたむとはがきサイズとなり、一般的な御城印帳にも入るようになっている。税込み千円。

 4城ゆかりの地の▽鞍谷御所(味真野神社)▽万葉館▽興徳寺・真柄十郎左衛門の墓▽小丸城―のうち2カ所以上に訪れて撮影した写真をカフェ「ハグポポ」で見せると、特典として先着300人に地区の絵はがき15枚セットを贈る。

 問い合わせは、ふくい城巡りプロジェクト実行委員会事務局(福井新聞社クロスメディアビジネス局内)=電話0776(50)2931。

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