収穫したアカモクをおけから取り出す男性=4月19日、福井県福井市茱崎町

収穫したアカモクをおけから取り出す男性=4月19日、福井県福井市茱崎町

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福井県越廼で海藻アカモク収穫期 素潜りで新芽刈る

福井新聞(2022年4月22日)

 福井県福井市越廼地区で海藻アカモクの収穫期を迎え、越廼漁協の組合員が素潜りで柔らかな新芽を鎌で刈り取っている。アカモクは近年、健康や美容にいい食品と注目されており、同漁協は「こしのあかもく」ブランドで飲食店や消費者向けに売り出している。

 4月19日は組合員の男性ら2人が同市茱崎町の茱崎漁港沖合約50メートルで、3、4メートル潜った。アカモクは大きいものでは長さ4メートルほどになるが、よりおいしいアカモクを提供するために、1メートル前後の柔らかな新芽を選んで収穫している。男性は「アカモクは細いため刈る時に力はいらないが、水面まで持ち上げるのは重くて大変」と話し、刈り取ったアカモクを水面に浮かぶおけに入れていった。

 男性によると、今年は例年より成長が遅いという。収穫は5月初旬ごろまで。

 同漁協は今シーズン、アカモクの冷凍パック商品400キロ分の出荷販売を目標にしている。同漁協ホームページやJA福井県農産物直売所「丹生膳野菜」(同市風巻町)などで販売している。

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