色とりどりに咲き誇るチューリップを見て楽しむ来園者=砺波チューリップ公園

色とりどりに咲き誇るチューリップを見て楽しむ来園者=砺波チューリップ公園

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チューリップフェア開幕 300万本が来場者出迎え

北日本新聞(2022年4月23日)

 国内最大級の花の祭典2022となみチューリップフェアは22日、砺波市花園町の砺波チューリップ公園を主会場に開幕した。初日は7千人が来場し、300品種300万本のチューリップを楽しんだ。5月5日まで。


 71回目となる今年のテーマは「花が彩る 星の数ほど愛と希望(ゆめ)」。会場では、21万本の花で星やハートの地上絵を描いた大花壇をはじめ、高さ4メートル、全長30メートルの花の回廊「花の大谷」などが来場者を出迎えた。

 旧チューリップタワーの先端にあったオブジェを配した円形花壇はフェアでは初披露となり、13品種3万本の花で星を表現した。タワーには土星の輪のような装飾物を施し、新たな写真撮影スポットとなった。

 新設の屋外ステージで行われた開会式では、フェア推進協会長の北村憲三砺波商工会議所会頭が開会を宣言。夏野修市長があいさつし、新田八朗知事が祝辞を述べた。同市東部保育所の園児が「チューリップ」の歌を披露し、全員でくす玉を割って開幕を祝った。

 同市花と緑と文化の財団によると、会場全体で5割が開花し、満開は4月末ごろの見込み。「花の大谷」は会期前半は白とピンク、後半は多彩な色の花に入れ替える。

 新型コロナウイルス対策として、1日を七つの時間帯に分けた日時指定入場を昨年に続いて実施。飲食エリアも限定し、時間と空間の密を回避する。会期中は30万人の来場を見込む。フェアは北日本新聞社後援。

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