「時をかける少女」の世界観に浸れるフォトスポット

「時をかける少女」の世界観に浸れるフォトスポット

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アニメの世界で記念撮影 時をかける少女やもののけ姫

北日本新聞(2022年4月24日)

 富山県の高岡市美術館で開催中の「アニメーション美術の創造者 新・山本二三(にぞう)展」で、記念撮影ができるフォトスポットが注目を集めている。山本二三さん(68)の背景画をプリントした大型の幕が張られ、来館者はアニメ映画の世界観を体感している。

 山本さんはアニメ美術の第一人者として知られる。同展では、スタジオジブリの「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」、上市町出身の細田守監督作品「時をかける少女」といった名作の背景画など228点を紹介している。

 フォトスポットは2カ所あり、一つは「時をかける少女」のポスター原画を基にした幕を設置した。縦320センチ、横208センチで、物語の重要な舞台である踏切と街並みが青空の下に描かれている。

 もう一つは、宮崎駿監督作品「もののけ姫」の背景画を拡大プリントし、縦192センチ、横326センチ。鹿児島県の屋久島をモデルにした神秘的な森が繊細に表現され、森に入り込んだような写真が撮れる。

 スポットでは、多くの来場者がスマートフォンを向けている。第一学院高校3年の和田明日翔さん(17)は母の紀子さん(45)と射水市から訪れ、「時をかける少女」の幕の前で写真に納まった。美術が好きだという和田さんは「坂の描き方が細かくてすごい。参考になった」と話した。

 同展は5月8日まで。市美術館と北日本新聞社でつくる実行委員会主催。月曜休館。

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