小松市内で23日、5月の第23回日本こども歌舞伎まつりin小松(北國新聞社特別協力)や、お旅まつりの曳山子供歌舞伎に出演する子供役者が稽古に臨み、本番に向け意気込みを新たにした。
●50人取り組む
5月4、5日の日本こども歌舞伎まつりin小松で、ご当地小松を代表する歌舞伎「勧進帳」を上演する子供役者は、本番の舞台となる県こまつ芸術劇場うららで、初の合同稽古に取り組んだ。
子供役者や囃子(はやし)方約50人が練習に参加した。演技を指導する寺島浩さん(70)が子供役者の間合いやせりふ回し、所作などを確認した。こども歌舞伎まつりでは例年、市内の児童生徒が安宅の関を舞台とした「歌舞伎十八番の内 勧進帳」を上演している。
義経役を務める若林明依さん(芦城中1年)は「初めて本番の舞台で練習して緊張した。指摘されたところを直したい」と気合を入れた。