初のサーフィン全国大会開催に向けて会場を確認する井本さん=羽咋市柴垣海岸

初のサーフィン全国大会開催に向けて会場を確認する井本さん=羽咋市柴垣海岸

石川県 和倉・七尾・羽咋・かほく アウトドア・レジャー

柴垣で初の全国大会 「サーフィンの名所に」 羽咋在住、石川県内唯一のプロ企画

北國新聞(2022年4月27日)

 ●5月1日、110人出場 誘客のうねり作る

 羽咋市の柴垣海岸で5月1日、アマチュアとプロのサーファーが集う初の全国大会が開催される。柴垣は近年、多彩な波が楽しめると口コミでサーファーが全国から集う場となっており、羽咋在住のプロサーファーが企画した。大会を定期開催することで「サーフィンの名所」として羽咋、柴垣の知名度をさらに高めて誘客の起爆剤とし、地域活性化のうねりを広げる。

 全国大会は「柴垣オープン」の名前で、県内唯一の日本プロサーフィン連盟公認のプロサーファーである井本勝也さん(43)=羽咋市在住=が中心となって企画を進める。北陸三県や大阪、千葉、愛知など10府県から約110人が出場し、ボードの種類別に小学生以下や女性、プロ、45歳以上などの計13部門を設けて、波乗りの技術を競う。

 井本さんは、20年前に柴垣海岸で最初にサーフィン専門店を開き、ごみ拾いや事故防止のための独自ルールを定めるなど、地域住民の理解を得ながらサーフィンの名所づくりを進めてきた。

 その活動や口コミを通じ、柴垣には多い日に県内外から300人を超える愛好者が訪れている。にぎわい創出に向け、5月の大型連休中に大規模なコンテストを開こうと構想を練ってきたが、昨年はコロナの影響で断念した。全国ではほかにもサーフィン大会が中止となっており、井本さんの元には大会開催を求める声が寄せられていた。

 インターネットでの参加者募集を4月12日に始めた。柴垣海岸は湾曲した中間部に陸続きの長手島があり、年間を通して多彩な波が起こる場所であることを誇る井本さんは「やわらかくて形のいい波が魅力。気軽に見に来てもらう環境をつくり、観光客の増加につながればうれしい」と話した。

えきねっと びゅう国内ツアー

和倉・七尾・羽咋・かほく ニュース

和倉・七尾・羽咋・かほく
イベント

和倉・七尾・羽咋・かほく
スポット