4月28日に営業を再開する勝山ニューホテル

4月28日に営業を再開する勝山ニューホテル

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民間運営の勝山ニューホテル、GWに合わせ4月28日再開

福井新聞(2022年4月27日)

 福井県勝山市から民間事業者に譲渡され、一時休業していた同市片瀬町2丁目の勝山ニューホテルが4月28日、宿泊営業を再開する。ゴールデンウイーク(GW)に合わせた再出発に向け、ホテル関係者は「北陸新幹線の県内延伸などを控え、利用者の旅行の満足度を高めるためのお手伝いをしたい」と意気込む。

 同ホテルの建物などは今年3月まで市が保有し、指定管理者制度で運営。4月1日付で市からホテル事業を全国展開するリオ・ホテルズ(東京)に譲渡され、同日からいったん休業した。

 これまでの間、支配人は「古くなった壁紙やカーテンの交換、和式トイレの洋式への変更などを実施した」と説明。こうした設備の入れ替えについて「以前のものが使えなくなったわけではないので、行政では手をつけにくいところだったと思う」と指摘。民間ならではの手早さを早速発揮した格好だ。

 既に宿泊予約を再開し、特に恐竜の世界をイメージした客室「恐竜ルーム」はGW期間中ほぼ埋まったという。宿泊に合わせて会議室の貸し出しなども再開する。レストランの一般利用の再開については、新型コロナウイルス禍の状況を踏まえ今後判断する。

 GW後も、当初予定していた休業は行わず、営業を継続する構え。恐竜ルームを含め客室を増やすなど大規模改修を実施する予定で「勝山は恐竜のまちなので、恐竜に特化したホテルにしたい」と見据える。地元雇用の促進などにも取り組むという。

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