貴重な肉筆原画などを鑑賞する来場者=金沢21世紀美術館

貴重な肉筆原画などを鑑賞する来場者=金沢21世紀美術館

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金沢21美でJOJO展が開幕 「ジョジョの奇妙な冒険」肉筆原画の迫力、間近に

北國新聞(2022年5月1日)

 人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の肉筆原画などを一堂に集めた「荒木飛呂彦(ひろひこ)原画展 JOJO冒険の波紋」(テレビ金沢主催、北國新聞社特別協力)は30日、金沢21世紀美術館で開幕した。今展でしか見られない高さ2メートルの大型原画が並ぶ一角では、来場者がほぼ等身大のキャラクターと向き合い、独特の世界観とアート感覚に満ちた描画の迫力を間近に体感した。

 展示はテーマごとに八つのゾーンに分かれ、訪れたファンは荒木さんの筆跡をじっくりと鑑賞しながら、数奇な物語を紡ぐ発想の源泉に触れた。尾形光琳の国宝「燕子花図(かきつばたず)」をモチーフにした金沢展のメイン作品も注目を集めた。

 美麗な映像展示や、独創的なキャラクターデザインとポージングが生まれた背景などを解説するコーナーもあり、多くのファンが作品の世界に没入した。

 「ジョジョの奇妙な冒険」は連載35周年を迎え、シリーズ累計発行部数が1億部を超える。今展は東京、大阪、長崎に次いで、北陸初開催となる。しいのき迎賓館ではオリジナルグッズが販売された。

 5月28日まで。入場料は一般1600円、大学生1200円、高校生800円、小中学生400円(予約制)。

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