福井県若狭町の滋賀県境に位置する三十三間山(842メートル)の山開き式が4月29日、同町倉見の登山道入り口で開かれた。家族や友人と訪れた登山客が山頂へ軽快に歩を進めた。
式は若狭三方五湖観光協会が主催。岡勝之副会長や渡辺英朗町長らが参列して神事でシーズン中の安全を祈願した。
山頂までは2時間程度で、山頂手前の広場からは若狭湾や三方五湖、青葉山が一望できるという。式の後、約30人が山頂を目指した。敦賀市から友人と訪れた50代男性は「今シーズン初めての登山。けがをせずに登りたい」と意気込んでいた。