麗しい美声でロマン派の歌曲を届ける(左から)木村さん、鶫さん、稲垣さん=北國新聞赤羽ホール

麗しい美声でロマン派の歌曲を届ける(左から)木村さん、鶫さん、稲垣さん=北國新聞赤羽ホール

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〈風と緑の楽都音楽祭〉金沢の歌姫、美声で魅了 地元の若き演奏家共演

北國新聞(2022年5月2日)

 「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2022」(北國新聞社特別協力)は1日、金沢市の北國新聞赤羽ホールで3公演が開かれた。金沢出身の歌姫3人によるロマン派の歌曲や、石川から国内外に羽ばたく若き演奏家のアンサンブルに聴衆が聞き入り、石川で育まれ、紡がれる豊かな音楽文化に浸った。

 「陸自の歌姫」として知られる鶫(つぐみ)真衣さん、木村綾子さん、稲垣絢子さんのソプラノ3人が出演。日本の唱歌に続き、3人でメンデルスゾーンの「歌の翼に」を披露し、麗しい美声の翼が聴衆の旅心を誘った。

 3人は辰巳丘高の先輩後輩で、金沢の高校時代の思い出を語る場面も。歌曲「犀川」で声を合わせた。

 引き続き、NHK交響楽団などで活躍する岡本潤さん、篠原悠那さんら「ガルガン・アンサンブル」の弦楽の俊才が、ピアノの平野加奈さんとシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」を演奏。コントラバスを加えた変則的な弦楽四重奏とピアノで紡がれる軽快な旋律が聴衆の心をほぐした。

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