藤子Ⓐさんへの思いを書いた追悼メッセージをボードに貼るファンら=氷見市中央町

藤子Ⓐさんへの思いを書いた追悼メッセージをボードに貼るファンら=氷見市中央町

富山県 高岡・氷見・射水 祭り・催し

藤子Ⓐさんの世界楽しむ 氷見 まんがまつり

北日本新聞(2022年5月6日)

 「藤子不二雄Ⓐまんがワールドまつり」が5日、富山県氷見市中心市街地で3年ぶりに開催され、家族連れらが4月に急逝した同市出身の漫画家、藤子不二雄Ⓐさんの作品の世界を楽しんだ。藤子Ⓐさんへの追悼メッセージボードが設置され、訪れたファンらが感謝や惜別の思いを書き込んだ。

 まつりは例年、藤子Ⓐさんが生んだ人気キャラクター「忍者ハットリくん」の誕生日の5月5日に開催。新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止され、今回で10回目となった。

 メッセージボードは中央町ポケットパークと潮風ギャラリーに設置。来場者が「楽しい作品をありがとう」「天国でもすてきな作品を作って」などと書き込んだ付せんを貼り付けた。東京から友人4人と訪れた大学生の青木優愛さん(19)は「子ども向けから大人向けまで、何歳になっても楽しめる作品があるところがすごい」と功績をたたえ、母や祖母と訪れた高岡市吉久の小泉紫音ちゃん(2)は大好きなハットリくんの生みの親に「ありがとう」とメッセージを送った。

 ポケットパークでは「プロゴルファー猿」のパターゲームに挑んだり、「笑ゥせぇるすまん」のフォトスポットの前で記念撮影したりする家族連れの姿が見られた。スタンプラリーに挑戦し、まちなかにあるキャラクター像を巡って楽しむ人たちも多くいた。

 人力車試乗体験や忍者衣装の貸し出しのほか、商店街では23店舗が飲食物や雑貨、衣料などのワゴンセールを行う「百縁笑店街」もあった。

えきねっと びゅう国内ツアー

高岡・氷見・射水 ニュース

高岡・氷見・射水
イベント

高岡・氷見・射水
スポット