塩尻市洗馬の県史跡「釜井庵」の庭で、絶滅危惧種の山野草クマガイソウが花を咲かせ、見頃を迎えている。大型連休が終盤に入った5日も行楽客や写真愛好家が訪れていた=写真。
約100株が袋状の花を付けている。釜井庵に併設する本洗馬歴史の里資料館指導員の佐藤隆治さん(62)によると、開花は昨年より遅く、連休過ぎごろまでは楽しめそうという。
時折注ぐ木漏れ日が花をまだらに照らし出し、美しさを際立たせていた。佐藤さんは「美しい花を咲かせてくれています。逆光に花が浮かび上がる夕方の日差しが好きです」。