13~15日に小松市で行われるお旅まつりを前に、曳山(ひきやま)子供歌舞伎を上演する「当番町」である八日市町、寺町は7日、舞台となる曳山を町内へ移動させた。法被をまとった住民が「ヨーイ八寸」と掛け声を響かせながら曳山を進め、まちなかに祭り近しを告げた。
八日市町の住民25人は、曳山を展示していた県こまつ芸術劇場うららから、こまつ曳山交流館みよっさへ動かした。寺町の住民30人はみよっさから真宗大谷派小松本覚寺前に設けた小屋へ収めた。寺町では曳山前に祭壇を設け、まつりの安全を祈願する神事も営まれた。
寺町は4年前に続き、まつりで曳山の巡行時に町民らが首から提げる木札を用意した。「寺町曳山」の文字や本折日吉神社の紋があしらわれており、お守りにしてもらう。
八日市町は12日、寺町は11日に事務所開きを行う。