小諸市の一般社団法人こもろ観光局は、4月29日にリニューアルオープンした市動物園をPRするため、展示にちなんだ新しい商品を販売している。ペンギンをモチーフにしており、その名も「空飛ぶpenpenゼリー」。市内の精密部品加工などの「アステック長野」が独自の加工技術を生かして作った。
観光局によると、ペンギンの祖先は空を飛んでいたと考えられていることや、新しくなったペンギン舎のプールで空を飛ぶかのように泳ぐペンギンの姿をイメージ。県内企業から仕入れた寒天でピンク色のペンギンや気泡を成形し、空や水を表すゼリーの中に入れた。アステック長野は精密な富士山型のチョコレートなども製造しており、その技術を生かした。飼育員が描いたイラストを基にしたパッケージには、浅間山の登山口が小諸市にあることなど、小諸の魅力やペンギンのうんちくが書かれている。
「お土産を通じて小諸の良いところを多くの人に知ってほしい」と観光局事務局長の小室孝明さん(40)。初回生産は300個で、近くの市児童遊園地の乗り物券1枚が付いてくる。ピーチ風味のゼリーが3個入りで税込み950円。動物園がある小諸城址(じょうし)懐古園周辺の土産店3店で購入できる。