越前焼とフランス料理を組み合わせた魅力を伝える冊子「越前焼×フレンチ」

越前焼とフランス料理を組み合わせた魅力を伝える冊子「越前焼×フレンチ」

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越前焼とフレンチの味なコラボが冊子に 相性良さ紹介

福井新聞(2022年5月11日)

 越前焼の窯元と福井県内のフランス料理店がコラボレーションし、それぞれの魅力を引き立てた冊子「ふくいの器と食の旅 越前焼×フレンチ」が刊行された。和洋を問わず、多彩な料理と相性良く組み合わせられる越前焼の可能性を紹介。2024年春の北陸新幹線県内開業に向け、福井のセールスポイントとして発信していく。

 福井の魅力を満喫できる旅のルートをつくろうと、越前町小曽原の改修古民家「一才庵(いっさいあん)」を拠点に活動している「ふくいときめき旅くらぶ」が刊行。山下代表は「越前焼の窯元たちが西洋料理を意識して作陶し、幅広いジャンルの飲食店が越前焼の食器を使うきっかけになれば」と期待する。

 コラボしたのは越前町をはじめ県内で作陶している21窯元と、同町や福井市のフランス料理店4店。永平寺町の五領タマネギのローストや、福井市木田地区の伝統野菜木田ちそのグラニテ(氷菓子)など県産食材を使った料理を、さまざまな形や色の越前焼のプレートに載せ、写真で大きく紹介している。

 窯元名や料理名とともに「目でも料理を楽しんでもらうのに、越前焼はとてもいい」「想像以上にコース料理と合う。さらなる挑戦意欲がわいてくる」といった各料理店・料理人のコメントを掲載。また、窯元たちが、どんな気持ちで作陶に向き合っているかをつづったメッセージも盛り込んだ。山下代表は「食を味わうとき必ず触れるのが食器。福井を訪れる人に、食器としての越前焼の良さも感じてもらいたい」と話す。

 ふくいときめき旅くらぶは、越前町を中心に福井の見どころの発掘、発信に努めている。昨年からシリーズ冊子「土環旅(とわたび)」を手掛けており、今回は同町小曽原の魅力を紹介した「土生土帰(どしょうどき)」に続く第2弾。

 「ふくいの器と食の旅 越前焼×フレンチ」はB5判、32ページ。町内外の観光案内所に置いてある。問い合わせは山下代表=電話090(8097)9315。

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