山倉の前に勢ぞろいし、各町内に繰り出す山車=高岡市伏木本町

山倉の前に勢ぞろいし、各町内に繰り出す山車=高岡市伏木本町

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6町の提灯山車巡行 伏木曳山祭前、3年ぶり倉出し

北日本新聞(2022年5月15日)

 20、21の両日に富山県の高岡市伏木地区で開かれる伏木曳山(ひきやま)祭を前に14日、山車(やま)の倉出しが行われ、6町の提灯(ちょうちん)山車が各町内を威勢良く巡行した。新型コロナウイルスや雨の影響で倉出しは2年連続で中止されており、3年ぶりの実施となった。今年は祭り本番で提灯山車の奉曳き順路が短くなることから、この日は全ての町が提灯棧(ざん)が9段の本番用提灯台を付けて曳(ひ)き回した。

 曳き子が「イヤサー」という威勢の良い掛け声に合わせて山車を曳いた。通りには大勢の住民らが集まり、町は本番に向け盛り上がりを見せた。岩坂祐司総々代は「県内外の人が元気になれる祭りにしたい」と意気込みを新たにしていた。

 倉出しは通常、新調した山車以外は4、5段の低い倉出し用提灯台を上部に付ける。今年の奉曳きは規模を縮小せず通常の順路で回るものの、日中の花山車曳き回しの距離を長くし、夜の提灯山車の分を短くする。少しでも提灯山車を見てもらおうと、新調した石坂町、湊町、本町の3町だけでなく、全町で本番用の提灯台を付けた。

 巡行に先立ち、同市伏木本町の山倉前で神事があり、伏木神社の尾崎定秀宮司が祝詞を奏上。伏木曳山祭実行委員会の針山健史会長や岩坂総々代、各町の総代が玉串をささげた。

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