華やかな衣装で参道を歩いた稚児行列

華やかな衣装で参道を歩いた稚児行列

長野県 伊那路 花・紅葉 祭り・催し

高遠の遠照寺「お花まつり」 手をつなぎ、華やかに稚児行列

信濃毎日新聞(2022年5月15日)

 伊那市高遠町の遠照寺は14日、釈迦(しゃか)の誕生を祝う「お花まつり」を同寺で開いた。華やかな衣装を着た地元の保育園児や小学生ら16人が稚児行列で境内を練り歩いた。

 子どもたちは、紫色のはかまに緑や朱色の着物を装い、保護者と手をつないで参道を進んだ。その後の記念法要では、小さな釈迦像に献花をしたり、ひしゃくで甘茶をかけたり。同市高遠北小学校1年の菅沼かこさん(6)は「きれいな着物を着られて楽しかった」と喜んでいた。

 寺の開創1200年記念行事として企画。2020年に予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で2年延期した。松井教一(きょういつ)住職(67)は「新型コロナやウクライナ情勢など多難な時代だが、これからも地域と共に歩んでいきたい」と話した。

 約180種、2千株のボタンが植わり、「ぼたん寺」として知られる同寺ではこの日、恒例の「ぼたん祭り」も開幕。現在は二~三分咲きで、見頃は20日ごろからになりそう。29日まで。期間中は入園料一般500円が必要。

今月のお得な国内ツアー びゅう

伊那路 ニュース