福井県大野市和泉地区の食や自然を満喫できるイベント「九頭竜まるごと体験マルシェ」が5月14日、同地区全域で始まった。メイン会場の同市の道の駅「九頭竜」周辺では、地元の野菜をふんだんに使った豚汁や、新鮮な野菜を販売。県内外からの観光客らでにぎわった。22日まで。
地元の事業者らでつくる実行委が地区を盛り上げようと企画した。
地元産のゼンマイやワラビなどの山菜、九頭竜まいたけなどがたっぷり入った「春の味覚大鍋」を1杯100円で提供。タケノコやタラノメ、ウドなどを販売するマルシェも設けられ、春の味覚を味わい、品定めする客でにぎわった。また和泉小の児童12人による、地区伝統の「昇竜太鼓」の披露もあった。
大鍋を味わった岐阜県郡上市からの観光客は「大きなマイタケがたくさん入っていた。マルシェではウドを買いました」と和泉の春を堪能した様子だった。
今後は、15、21、22日に大鍋の提供やマルシェ、九頭竜ダムでのボート体験会などが開かれる予定。