さばずしを漬け込む東山さん

さばずしを漬け込む東山さん

富山県 砺波・南砺・五箇山 特産

井波の瑞泉寺、さばずし漬け込み 太子伝会のお斎に

北日本新聞(2022年5月19日)

 南砺市の井波別院瑞泉寺は18日、7月に行われる同寺の伝統行事「太子伝会(たいしでんえ)」の参拝者向けの食事「お斎(とき)」に盛り込まれる名物のさばずしを境内で漬け込んだ。

 サバ450匹を用意。寺の運営に協力する「同行」の男性4人がサバを三枚におろしたり、漬け込んだりした。専用のたるに塩やこうじ、炊いた米を入れ、サバを敷き詰めて酒を注ぐ作業を繰り返した。約50キロの重しを載せ、蔵で2カ月熟成させる。

 同行の東山行雄さん(78)=同市井波=は「コロナ禍でお参りをする人が少なくなっている。おいしいさばずしを作り、参拝者を元気づけたい」と話した。

 聖徳太子の遺徳をしのぶ太子伝会は7月21~29日に行う。お斎は1食600円。

えきねっと びゅう国内ツアー

砺波・南砺・五箇山 ニュース