長野市の南石堂町商店街振興組合は31日まで、謎解きゲームをしながら商店街を巡るキャンペーンを行っている。ゲームは市内の大学生や高校生の協力で制作。善光寺御開帳に訪れた人だけでなく、若い世代にも商店街を周遊してもらえるよう期待している。
スマートフォンで商店街のホームページなどから専用サイトにアクセスすると、飲食店、観光、ショッピングのテーマごとに3コースのゲームができる。出題される謎とヒントを頼りに各コース5カ所の店舗を訪ね、掲げられたQRコードを読み取る。
入手したキーワードを入力して正解すると、オリジナルエコバッグか菓子の詰め合わせ、商店街で使える500円クーポン券がもらえる。交換場所は長野千石劇場で午前10時~午後6時。さらに、応募者の中から空気清浄器かギフトカード2万円分が各5人に抽選で当たる。
ゲームのシステム開発には清泉女学院大(長野市)の榊原直樹専任講師のゼミが協力し、謎解きは長野高校(同)のクイズ研究会が考えた。同大4年の山浦唯さん(21)はこれまで南石堂町商店街を訪れる機会は少なかったが「魅力的なお店が多く、今度友人を連れて遊びに行きたい」。振興組合の宮下佳隆事務局長(39)は「ゲームを楽しみながら新しいお店を発見してみてほしい」と話している。