本尊御開帳に向け準備を進める住職ら=柏崎市椎谷

本尊御開帳に向け準備を進める住職ら=柏崎市椎谷

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38年ぶり本尊御開帳 柏崎・椎谷観音堂 5月26日から

新潟日報(2022年5月23日)

 新潟県柏崎市椎谷の名所「椎谷観音堂」の本尊が5月26日、38年ぶりの御開帳を迎える。普段は観音堂近くの宝物殿に保管されているが、31日までの6日間は観音堂の最奥部にある厨子(ずし)に収められ、参拝客に披露される。観音堂では、厨子の周りを掃除するなど参拝客を迎えるための準備が進んでいる。

 観音堂の本尊、正観世音菩薩像は811年に地元、椎谷地区の海から上がったと伝わっている。江戸期に観音堂が焼け落ちた際、佐渡島で子どもを切望していた夫婦の子として生まれ変わったとして「子授け観音」とも呼ばれている。

 秘仏とされ、観音堂を管理する華蔵(けぞう)院の住職1代に1回限り開帳できる。前回は1984年、前々回は1928年の御開帳だったという。

 現住職の高橋教正(きょうせい)さん(72)は当初、2020年5月の御開帳を計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期。今年も「ウイルスの第7波が来たらどうしようかと思っていた」といい、実現できることを喜ぶ。

 観音堂では16日、高橋さんが檀家(だんか)の人々と共に御開帳の準備作業に当たった。厨子の周りを念入りに掃除したほか、祭壇に飾る灯籠や燭台(しょくだい)などをきれいに磨いた。高橋さんは「貴重な機会。ぜひ参拝して秘仏と縁を結んでほしい」と話している。

 御開帳は午前10時(26日のみ午前9時30分)と午後2時の1日2回。拝観料は500円。期間中は宝物殿も公開される。

◆本尊にまつわる伝説とは...

 椎谷観音堂の本尊には、不思議な伝説がある。

 観音堂を管理する華蔵院によると、811年、椎谷の海に毎夜、不思議な光が現れた。村人がそこに網を下ろすと観音像が引き上げられた。村人は観音堂を建て、この像を安置した。

 1624年に観音堂が焼けた際、焼け跡に観音像は見当たらなかった。同じころ、椎谷観音に子どもを授かるようお願いしていた佐渡島の夫婦の間に男の子が生まれた。だが、7歳になると眠るように息を引き取り、亡きがらは消えた。

 その前夜、椎谷観音堂の住職の夢に観音様が現れ、佐渡の夫婦の願いをかなえて子どもとなっていたが帰ると告げた。翌日、観音堂に本尊があったという。

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