福井県福井市越廼地区の海の魅力をアピールする「第15回こしのさかなまつり」が5月29日、同市茱崎町の茱崎漁港で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催は3年ぶりとあって、新鮮な海の幸を求める大勢の人でにぎわった。
越廼漁協と越廼イメージアップ推進協議会が主催。鮮魚コーナーには、この日揚がったばかりのマダイやトビウオ、ワラサなどが並び行列ができた。NPO法人「越前みやまそば元気の会」の手打ちそばの販売では、親子連れらが舌鼓を打った。
越廼中生徒による特産品販売や、県警の警備艇わかさの船内見学なども行われた。家族4人で訪れた男性は「氷の山で遊んだり、乗り物に乗ったりと楽しむことができた」と笑顔を見せた。同協議会の会長は「開催についてはいろいろな意見が挙がったが、実際の盛り上がりを見ると、やってよかったと感じる」と話していた。