魚津産ホタルイカを使った塩麹漬けとしょうゆ漬けの新商品

魚津産ホタルイカを使った塩麹漬けとしょうゆ漬けの新商品

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ホタルイカを新返礼品に 魚津のハリタ冷蔵がみそ店とコラボ

北日本新聞(2022年6月1日)

 全国に魚津産ホタルイカをPRしようと、ハリタ冷蔵(魚津市港町)は、地元のみそ店とコラボした冷凍珍味「魚津の塩麹(こうじ)漬」を作った。店頭販売に加え、市のふるさと納税の返礼品として好評を得ている同社のシリーズ商品に新たな味わいが加わった。ホタルイカの新商品も返礼品に登録申請中で、鍼田隼平社長(39)は「魚津の魅力を全国に広めていきたい」と話す。

 魚津市のふるさと納税は2014年度の432万円から21年度は4億2487万円まで増額した。約580品と充実する返礼品の中には、事業者や市などが協力して開発した品々も多く、地域活性化や販路拡大につなげている。

 ハリタ冷蔵の取り組みも地場食材を使った返礼品開発の一環。昨年、宮本みそ店(同市宮津)の塩麹を使用し、魚津港で水揚げした甘エビやバイ貝など6種類の塩麹漬けを発売した。返礼品に加え、店頭販売でも広く人気を集めた。

 今回は6月に漁期が終了するホタルイカに着目し、年間を通して春の味覚を楽しんでもらおうと企画した。

 約3カ月かけてボイル加減や塩分量を試行錯誤し、商品化にこぎ着けた。同じ製法のしょうゆ漬けもラインアップした。

 ゆでたホタルイカの食感に塩麹やしょうゆの甘じょっぱさがマッチし、ご飯のおかずにぴったり。子どもの魚食離れも意識したと言い、鍼田社長は「家族みんなで食べてほしい」と語る。同社の併設店舗「魚卸問屋はりたや」などで5月から販売している。1個1200円。

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