福井県内の吹奏楽愛好家が集まった演奏会「吹奏楽でなつかしいポップスを」が6月5日、越前市文化センターで開かれる。新型コロナウイルス禍の中、演奏の機会を設けようと初めて企画された。県内のジャズ奏者6人もゲスト出演しソロ演奏するなど、なじみ深い曲の数々を披露する。
越前市文化振興・施設管理事業団が主催。長年、県警警察音楽隊の吹奏楽担当講師を務めた篠田洋さん(同市)を音楽監督に、県内一円に参加者を募集。高校生~70代の約80人が集まった。昨年6月に発団式を開いた後、月1回程度、市文化センターに集まり練習を続けてきた。
演奏会ではオーメンズ・オブ・ラブ、黒いジャガーのテーマ、A列車で行こうなど13曲を披露する予定。全席自由で、入場料は一般千円、高校生以下500円。チケットは市文化センター、市いまだて芸術館で販売している。
29日には最後の練習があった。篠田さんは「クラシックをしていた人が多かったため、ジャズなどの奏法を磨いてきた。ぜひ成果を見てもらいたい」と話している。